建築家と建てる自然派住宅

コの字に囲み、濡れ縁のある中庭

コの字に囲み、濡れ縁のある中庭

この住宅の敷地は、南が前面道路と接し、その他三方を隣家に囲まれた、間口に対し奥行きのある典型的な都市型の土地でした。

生活の中心となる1階において、南面の開口からだけでは、家の中心部にまで日光が届きません。そこで、いわゆる「コの字」型プランの形をとり、中庭を設けることで、室内の中心にも採光を得る計画としました。

道路側からは隔離されたこの中庭は、プライバシーの保たれた外部空間となり、やわらかな日差しの差し込む、明るく開放的な室内空間を生み出します。

隣家との境界に塀などは造らず、既存のフェンス柵そのままとしています。

イメージ

「コの字」の内側部分=「中庭に面する外壁、軒天」を白い左官仕上げ、内装の壁・天井を白いクロス貼り仕上げとしており、そのまま外部まで延長しているような視覚的な連続性も生み出し、内外が一体化した心地よさを演出します。

実は隣家の白い外壁を借景として、「白い壁で囲われた空間」を作り出しているのです。 視覚的には隣家の外壁までが自宅の中庭であるかのように感じられます。

中庭には植栽し、濡れ縁を設けています。 濡れ縁とは「内部でもなく外部でもない」あいまいな空間です。
このあいまいな空間を設けることで、外と内がゆるやかに連続され、中庭という外部空間をより親密的なものとしています。

中庭のある家1

中庭のある家2

中庭のある家3