建築家と建てる自然派住宅
都市型狭小住宅
お施主さんの要望
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・茶道のできる和室がほしい!
・LDKはワンルーム デッキバルコニーがほしい。
・家事が楽にできるような動線計画
・日光をできる限り室内へ取り入れたい。
・小上りのタタミコーナーがほしい。
敷地条件
- 最寄駅から徒歩5分ほどの閑静な住宅街。
3方を隣家に囲まれ、間口に対し奥行きの長い典型的な都市型の敷地。
南側にはほぼ3階建てに匹敵する高さの家が建ち、南面の直接採光は難しい。
ここが自然派!
- 斜線制限ギリギリの屋根勾配にし、南側隣家の屋根を越した高さにけたハイサイド窓を設け、直接採光できるようにした。
2階で取り込んだ日光を一階へ導くため、2階床の一部を強化合わせガラスとしている。
- 高い壁で囲われたバルコニーにはウッドデッキが敷かれ、プライバシーの保たれた外部空間となり、リビングが延長される。バルコニーへの出入りにはあえて+300の段差を設け、ちょうど腰を掛けるのによいベンチとしても機能する。
- タタミコーナーとそれに続くベンチ、TV台、ダイニングカウンターなど造りつけ木製家具でぐるりとLDKを囲むようにしている。直接触れられる部分を木の素材とすることで、自然素材の良さを小さなお子さんにも実感してもらえる。
- LDKは無垢の梁材を露わしたダイナミックなワンルーム空間。片流れの天井は最高で4.8Mほどの高さとなり、開放的で光の降り注ぐ明るい室内となっている。
- 建物の南北にそれぞれバルコニーがあり、長手方向に風が吹き抜ける、効率的な換気計画となっている。
コストの工夫
- 造り付け家具はシンプルなものとし、大工工事とすることで、お客様のニーズに合ったオリジナルのものでありながらコストを抑えたものとなっている。
設計後記
- まずはこの敷地条件で、どのように光を室内へ取り込むかを考えました。
結果的には「ハイサイド窓」「トップライト」「ガラス床」というごく一般的な採光方法を、しかしながら効率的に複数組み合わせることで回答させていただきました。
高い位置からの採光窓は自分たちだけが見上げる「空」を作り出します。無垢の梁と小屋組材が立ち並ぶ様は、ダイナミックかつ神秘的でもあり、室内においてそこだけで見られる「景色」を作り出せたのではないかと思います。
また、「固定された[夫婦の寝室]はいらない。こどもの成長に合わせて自分たちが部屋を出ていき、タタミコーナーでもロフトでもどこでも寝室にする」というお客様の思い切ったお考えが、結果として都市部における住宅空間をより豊かにする一因であることを学ばせていただきました。
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